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コラム

2023.07.14

歳をとると歯が黄ばむ理由

若い頃はもっと歯が白かった気がするけど・・という人も結構多いのではないでしょうか。個人差はありますが、歯の色というのは歳をとるにつれて黄ばんでくるものです。
今回は、歳をとると歯が黄ばんでくる理由、歯が黄ばむのをできるだけ防ぐ方法、そして、歯が黄ばんだ場合に白くする方法などについて見ていきましょう。

歳をとると歯が黄ばむ理由は?

歳をとると歯が黄ばむ理由は?

歳をとると歯が黄ばむ理由、実は次のようなことが原因になっています。

■歯が薄くなる

歯の表面のエナメル質は、摩耗や、食品に含まれる酸に溶かされることなどで、だんだんと薄くなっていきます。エナメル質が薄くなると、その奥にある黄色い色をした象牙質が外から透けてよく見えるようになります。そうすると、これが原因で歯が黄色っぽく見えてくるようになります。

■中の象牙質の黄色味が強くなる

エナメル質の奥にある象牙質はもともと黄色いのですが、加齢変化により、だんだんと色合いが濃くなってきます。その色が透けて見えるのも、歯が黄ばんで見える一因です。

■歯に細かい亀裂が入る

歯は年数が経つにつれ、細かい亀裂があちこちに入ってきます。この亀裂には飲食物の色素も入り込みますので、だんだんと歯の白さが失われます。

歯が黄ばむのを極力予防する方法

歯をゴシゴシ磨きすぎない

毎日の歯磨きによって、歯のエナメル質はだんだんと削られ、薄くなります。そのため、ゴシゴシと力一杯磨いていると、その分エナメル質の減り方も早くなります。

歯磨きは強く磨いた方が効果的、と思われていることがありますが、実はそうではなく、ごく軽い力でも十分に落とせます。

くれぐれも硬めの歯ブラシを使ったり、力を入れてゴシゴシ磨くのは避けましょう。これは歯と歯茎の健康を保つ意味でも重要なことです。

歯磨き粉にも注意が必要です。ホワイトニング歯磨き粉、など歯を白くするという効能を謳っている歯磨き粉には研磨剤が多く含まれています。研磨剤で歯の表面が削れて白くなったように見えても、歯の表面にはたくさん傷がついてしまうので、結果的には長い目で見ると、さらに色素がつきやすくなってしまいます。

歯磨き粉を使ったからといって歯の健康状態がより良くなるわけではありません。もし使用する場合は、あまりたくさんつけすぎず、ごく少量にとどめることをおすすめします。

酸っぱいものを摂り過ぎない

歯は酸に触れると溶けてしまいます。酸っぱいものを普段よく食べている人は、それだけ歯が溶けやすく、薄くなってしまいます。

酢の入ったもの、柑橘系の果物やジュース、炭酸飲料などの酸性食品は、摂りすぎると歯を溶かしてしまいますので、気をつけましょう。

歯ぎしりに気をつける

歯ぎしりをしていると歯に亀裂が入りやすくなり、その部分に飲食物の色素が入りやすくなります。歯ぎしりは、色素沈着どころか、ひどくなると歯を破折させてしまうこともあります。
歯ぎしりの大きな原因とされているのはストレスだと現在のところはされており、ストレスへの対処をすることが重要になってきます。

ですが、なかなか難しく、そう簡単にいかないことも多いですし、歯ぎしり自体がストレス発散の一方法だとも言われています。

そのため、歯ぎしりのひどい方は、眠っている間に歯を守るような「マウスピース」を装着するなどの対処をすることをおすすめします。

マウスピースは歯科医院にて保険で作ることができますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

加齢で歯が黄色くなってしまったら

加齢で歯が黄色くなってしまったら

歯そのものの色がだんだんと黄色くなってしまった場合、歯科医院のホワイトニングで歯の色を白くすることが可能です。この方法は、歯を削ることなく、自然な美しい白い歯を取り戻すことができ、また歯の色が白くなることで見た目も若々しくなるので、おすすめです。

歯が白くなるだけで、お口の印象がガラリと変わります。当院でも扱っておりますので、興味ある方はぜひ一度ご相談ください。

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