目立たず痛みの少ない
マウスピース矯正
「インビザラインGO」とは
インビザラインとは、ブラケットやワイヤーを使わない、透明のマウスピース型矯正装置の1つです。マウスピース型矯正装置は国内外で開発が進んでいますが、その中でもインビザラインはトップシェアを誇り、世界100カ国以上の国々で愛用されています。
少しずつ形の異なるマウスピースを1~2週間ごとに交換し、毎日20時間以上装着することで歯を動かしていきます。
目立ちにくいことに加えて、食事・歯磨きなどの際には取り外せるため、ストレスのない、快適な矯正治療が可能です。
当医院では大臼歯を動かさない小臼歯までの部分矯正である、インビザラインGoに対応しています。全顎的なインビザライン治療が必要な場合は、提携している矯正歯科専門医院にご紹介させていただいています。
インビザラインのメリット
目立たない
厚さ約0.5ミリの透明のマウスピースを使うため、装着時にもほとんど目立ちません。ワイヤーとブラケットを使った矯正装置には抵抗がある、という方には特におすすめです。
食事や会話がしやすい
食事の際には取り外すため、食べ物が装置に詰まるといったことがありません。
また装着中も、ワイヤーとブラケットを使う矯正装置のような異物感がなく、会話もしやすくなっています。
取り外しができる
食事・歯磨きの際には取り外しができます。これまで通りの楽しい食事、快適な歯磨きが可能です。
痛みがない
微細な力を持続的にかけることで歯を動かす矯正装置であるため、痛みはほとんどありません。
金属アレルギーの心配がない
金属は一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。また、装置が頬や唇にあたって傷つくということもありません。
インビザラインのデメリット
歯並びによっては治療できない
重度の歯並びの乱れ、噛み合わせの乱れがある一部の症例については、インビザラインで対応できないことがあります。
マウスピース以外の治療が必要な場合がある
他の矯正装置でも言えることですが、むし歯や歯周病がある場合には、先にその治療を行う必要があります。
装着時間を守らないと歯が動かない
1日20時間以上装着して、正しい効果が得られます。これを守れない場合には、治療期間が予定より延びたり、予定していた歯並びに達しないことがあります。
食事が気軽にできない
食事の際には取り外し、その後歯を磨いてから、マウスピースを装着する必要があります。
インビザラインが
できない人の症例
重度の歯周病
重度の歯周病で顎の骨が失われている場合、そのまま矯正治療を行うと、歯が抜けてしまうことがあります。少なくとも、歯周病を改善してからインビザラインを含めた矯正治療を検討する必要があります。
重度の叢生
主にスペースの不足によって歯列がきれいなアーチを描かず、前後にガタガタと重なっている状態を「叢生」と呼びます。叢生の程度がひどく、長い距離を動かさなくてはならない症例では、インビザラインの適応とならないことがあります。
重度の受け口や出っ歯
骨格に問題があるために起こる重度の受け口や出っ歯の場合には、歯を動かすだけでは噛み合わせが改善しません。そのため、外科的な矯正治療を組み合わせる必要があります。
インプラントが埋入されている
他の矯正方法でも言えることですが、インビザラインでインプラントを動かすことはできません。それ以外の歯を動かして歯並びを改善するということは可能ですが、インプラントの数によっては、そのままではインビザラインの適応外になることがあります。その場合は、一度インプラントを抜いてから埋め直すという工程が必要になります。
ワイヤー矯正と
インビザライン矯正の違い
通院頻度
ワイヤー矯正の場合は、装置の調整のため、1カ月に1回の通院が必要になります。対してインビザラインは、複数のマウスピースをお渡しし、お伝えするタイミングで患者様ご自身で交換してもらうため、通院の頻度は1~3カ月に1回程度となります。
矯正費用
当医院で行っている部分矯正であるインビザラインGoでは33~50万円程度が目安となります。(全顎的なワイヤー矯正であれば80~160万円程度、全顎的なインビザラインは80~120万円程度が目安となります。)歯科医院の料金体系によって異なりますが、インビザラインは治療の見通し(終了時期)が判断しやすいため、治療期間が延びて大きな追加費用が発生するということはほとんどありません。一方でワイヤー矯正の場合は治療期間が前後しやすいため、最終的にはより多くの費用が発生するということがあります。
仕上がり
基本的には、どちらの方が仕上がりが良いということはありません。
ただし、ワイヤー矯正とインビザライン矯正では、得意な分野が多少異なりますので、どのような歯並びを目指すかによっては、ワイヤー矯正の方がいい、あるいはインビザライン矯正の方がいい、ということがあります。
事前に歯科医師と相談を行い、矯正方法を選択しましょう。
やらなきゃよかった!
と後悔しないための対策
信頼できる歯医者を選ぶ
矯正治療は、年単位の治療期間を要します。そのため、インビザラインや矯正治療に関する知識・経験が豊富であることはもちろんですが、何でも相談できる、希望を伝えられる歯科医院であることは非常に重要なポイントになります。
いくつかの歯科医院に相談して、雰囲気などを感じ取ってみるのもよいでしょう。
治療中のルールを守る
1日20時間以上の装着、食事・歯磨きの際のマウスピースの取り外しなど、指導されたルールはしっかりと守るようにしましょう。これを守れないと、治療の効果が十分に得られなかったり、治療期間が延びる原因になります。
念入りにお手入れを行う
ワイヤー矯正ほどではありませんが、インビザラインも治療期間中はむし歯・歯周病リスクが高くなります。より念入りにセルフケアを行いましょう。定期的な通院の際には、お口のクリーニング、むし歯・歯周病チェックも行います。
保定はしっかりと行う
治療終了後、歯の後戻りを防ぐため、リテーナー(保定装置)を使った保定を行います。保定期間は、最低でも治療期間と同じ期間、必要になります(後戻りしたくなければ永久保定が望ましい)。
目立ちにくいリテーナーをご用意しておりますので、どうぞご安心ください。
まとめ
インビザラインは、ワイヤー矯正の抱えていた課題の多くを解消した、画期的な装置です。しかし、良いところばかりを見て始めると、思わぬストレスになることもあります。
インビザラインを使った矯正治療を、デメリットを含めて正しく理解し、十分に納得して治療に進むことで、本当に満足できる結果が得られます。ご検討されている方には、丁寧に説明をいたしますので、まずはお気軽に、おだデンタルクリニックにご相談ください。